多くの善意に守られて
ー直也君の軌跡つづる-

「命の贈りもの Part2-輝いて 直也-」
(えひめ移植者の会編・創風社出版)
19.8.25(土)産経新聞愛媛版「伊予の本棚」コーナーでも
紹介されました

「命の贈りもの」 (松山コロキウムー腎移植から
多臓器移植へ「臓器移植新時代への展望」)
(えひめ移植者の会編・創風社出版)
「えひめ移植者の会」からのお知らせです
「命の贈りものPart2」出版
-カナダで心臓移植 直也君の軌跡つづる-
(えひめ移植者の会編・創風社出版)
移植医療への理解を深めてもらおうと、えひめ移植者の会は、このほど12年ぶりに「命の贈りものPart2~輝いて 直也」(創風社出版、500円+税、1,000部発行)を出版しました。内容は、多くの人たちの善意の募金によって、カナダで心臓移植を受け、健康を取り戻した高松市の高校3年生、西谷直也君(松山市出身)の軌跡を、母親の紀美子さんがつづった手記「輝いて 直也」がメーンとなっています。
このほか、「直也君を救う会」代表を務めた小川洋子さん(作家、芥川賞選考委員)のエッセーや、松山市の相田久夫さんの「届かなかった妻の腎臓」、移植コーディネーター・菅成器さんの「臓器移植の現状と愛媛」などを収録しています。
ぜひご一読をお願いしたいと思います。希望者は事務局まで。
なお、「命の贈りもの」(創風社出版、1,000円+税、1,200部発行)は、平成5年、松山市で開いた全国レベルの臓器移植シンポジウム(松山コロキウムー腎移植から多臓器移植へ「臓器移植新時代への展望」)の成果を同7年、「命の贈りもの」として出版し、好評を得ています(在庫あります)。
お問い合わせは
〒790-0925
愛媛県松山市鷹子町928-2
河野方 えひめ移植者の会事務局
089-970-3943
<この本を読んで>
そして平成14年10月、カナダ・トロントに渡航、心臓移植手術を受け無事成功しました。
しかし、簡単に移植手術が受けられたのではありません。1億円余りの費用を捻出するため、ご家族や「直也君を救う会」「サポートハウス親の会」「えひめ移植者の会」等の多くの方のご努力と善意により募金活動等が行われました。私自身はこの活動には直接関わっていませんでしたが、この本を読み、皆さんのご苦労・努力に頭が下がりました。
日本でも、現在の臓器移植法のもと、脳死移植により心臓移植を行うことは可能です。でもなぜ、海外渡航してまで心臓、肝臓、腎臓移植等を行う必要があるのでしょうか。
忘れてならないことは、受入側の国から見れば、自国の患者を一人救えなくなることを意味しています。
結論的にいいますと、日本国内での移植が容易に進まないのです。それは、日本では移植する臓器が不足しているからであり、原因の一つとして現行の臓器移植法の改正の必要性をも意味しています。ドナーカードもまだまだ普及していません。
日本人への治療は日本国の地で行えるよう、法的にも、医療技術的にも確立されることが一刻も早く望まれます。
(参考:欧米と日本の心臓移植数)
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/DATA/heart.html
(欧米と日本の肝臓移植数)
(欧米と日本の腎臓移植数)
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/DATA/renal.html
アメリカやヨーロッパが何でもいいとは思いませんが、この移植数を比べた時、愕然とするのは私だけでしょうか。何故なんだろう。残念な思いがつのります。
直也君のお母さんが文中で述べられています。
「・・・移植医療について反対とか賛成とか語るとき、自分や自分の家族はドナーになる立場だと信じて語りがちですが、いつ何時自分や自分の家族がレシピエントになるかもしれません。
実際、私も以前は移植=臓器を提供する立場と、無意識のうちに思いこんでいた気がします。自分がどちらの立場にもなり得るという視点で、一人でも多くの方がそのとき自分はどうしたらいいだろうかと考えることが必要だと思います。そして臓器提供意思表示カードにその意思を記入してくださればと願っています・・・」
国民全体での移植への理解と「臓器提供意思表示カード」の普及率があがることを願わずにはいられません。


by izaizaiza0705
修復腎移植訴訟 第8回口頭弁…